――事実、具体的な何ものかに遭遇するとき、人は説話論的な磁場を思わず見失うほかない
だろう。つまり、何も語れなくなってしまうという状態に置かれたときはじめて人は何ごとかを知
ることになるのだ。実際、知るとは、説話論的な分節能力を放棄せざるえない残酷な体験なの
であり、寛大な納得の仕草によってまわりの者たちと同調することではない。何ものかを知ると
き、人はそのつど物語を喪失する――
(『物語批判序説』(中公文庫) 蓮實重彦)
噂の強度
まず、初めに批評の方針について書いておきます。
いわゆる「ネタ」かどうかは問わないつもりです。
次に妄想として一笑に付すのではなく、そこから何が嗅ぎ取れるか、
かなり力業になったとしても書いてみたいと思っています。
第1回 HP<超能力を持った人達は何に使っていると思われますか>の批評
第2回 HP<鳩の戦いホームページ>の批評
第3回 掲示板<複数のストーカー>の批評
第4回 HP<「警察に公正正義は無いのだろうか>の批評
以後、情報が入り次第随時更新します。