第2回  鳩の戦いホームページ

 舞台:秋田県全域
 情報発信者:瀬下 司氏
 トラブル発生時期:不明
 相手:蛇頭(中国系珍田一家・韓国系三金会、及びその2つが統合された新義安)
 被害の理由:不明

 有名なページだと思いますが、上にリンクが張ってあります。

 また参照項としてAKITAKENというHPもあります。

 HPを隅から隅まで読むにはかなりの体力が必要です。
 (既出の内容を反復している部分も多く、私はかなり流し読みをしました)

 私の理解した範囲でHPの内容を要約すれば、蛇頭が秋田県を公然と支配しているというシンプルなものになります。

 さて、何から書けばいいでしょうか?
 取り敢えず、ふっと思ったことから書いてみます。
 戦前の軍国主義は現在の私たちから見れば滑稽です。
 しかし、当時の日本に生きており、なおかつ、軍国主義に批判的な人々にとっては笑い事では済まなかったと思います。

 HPの筆者がパラノイア(私はスキゾフレニーといより、そう感じます)だと断定することは簡単です。
 私自身も、仮に筆者の言葉のなかに一片の事実があったとしても、そう感じざるえないということです。 
 間違いなく言えることは共同主観性の檻を破ることはできないだろうなということです。

>実際に彼等が地下活動的に、秘密裏に個人単位、一所帯単位で凶行を及ぼしている時には、彼等の邪悪な心>に宿った憎悪が遺憾なく表現されて来たのです。
>ただひたすら恥辱を与える為の熾烈な行いが及ぼされて来たのです。
>彼等と同じ苦しみを日本人にも所有させる為に。

 上記の「彼らの苦しみ」というのは「日本人と同じ肌の色」を維持するために「生まれて半年ほどして肌の黒さが目立つ様に成った時から『白幸水』を常飲薬として飲ませているから」なのだとHPの主催者は述べています。
 ここで問題なのは「白幸水」(硝酸カリウム)なる液体が存在することにはありません。(もちろん、硝酸カリウムは存在しますが)
 
 仮に事実として「一所帯単位で凶行」が行われたとしても、その動機をどう結びつけるかに余りにも飛躍があることが問題だと思うのです。

 事実があった。
 その事実と事実が生起した原因の間には深い深淵が横たわっていることを忘れてはならないでしょう。
 
 重要なことは事実とそれが生じた原因とを同列に捉えないことです。
 仮に事実があった場合、その原因如何によっては事実そのものが真実へと変貌します。
 事実は生起してしまった事柄であり、普遍不動の絶対性を持っていますが、真実などはいくらでも発見できる代物にすぎません。
 むろん、原因について説明しなくては多数の他者の同意を得ることは難しいでしょう。
 しかし、原因がそれほど重要でしょうか?
 なぜなら、理由などなく人は人を殺すことがあるからです。(殺人を犯しながら「人を殺す経験をしたかった」などと曰う少年がいるくらいです。むろん、私は少年の動機の理由は事後的に見出されたものではないかとも思っていますが)

 原因・動機とは何でしょうか?
 それは物語(ストーリー)です。
 物語は誰もが納得するからこそ物語なのです。
 仮に誰もが納得できない背景から事件が起きたらどうでしょう?
 告発者は物語の前に敗北します。
 ですから、信じがたいことであればあるほど、性急にその原因を求めることは不味いでしょう。(逆に事件が誰もが納得できる物語を綺麗になぞっているのであれば、その物語を利用することができますが)

 また、強引な蛇足です。

>そして「白幸水」に頼ります。
>飲んで数時間もすると元通り、小心者の遠慮深い紳士淑女然として、何食わぬ顔で市民生活を送るのです。
>(但し薬理作用に依る肌の白さを戻すには一週間ほど掛かります。)

 これを強引に善意に解釈してみます。
 筆者が目撃した人物がドーランをつけており、それから僅かの時間経過の後に同一人物がドーランを落として現れる。
 そして、その原因が「白幸水」だと臭わせ、筆者にそれを信じ込ませる。
 といったストーリーが思い浮かびます。(「肌の白さを戻すには一週間ほど掛か」るのはドーランが落ちにくいという考えれば、何とか整合性が保てます)

 それから気になった文章を2つ上げておきます。

>アドバンテスト社の浅田係長は、
>「動燃の仕事をしている人間を除いて、他の全ての日本人には、携帯型の放射線警報器、計測器が手に入らな>い事に成っている。」
>この様に私に教えてくれました。
>その方と問屋の主任は、その後そろって横断歩道を歩いていた時に車に跳ねられ、二ヶ月の重傷を負わされて>しまいました。
>その後は、お会い出来ません。

 上記の文章を読み、反原発派の押さえ込みという文脈から多少個人販売に取り締まりがあるのかもしれないと思ってサーチエンジンで調べてみたのですが、筆者の主張とは逆に携帯型のものは個人販売がされており、大型と思われるものは基本的に法人向けという道理に適ったものだということがわかりました。

>東京江戸川区平井の幸楽と言うラーメン屋さんの出前持ちの方と、同様の民族的背景を有する数人のグループ>が、放射線を悪用した暴力行為と脅迫集団レイプの罪で摘発されました。
>週間新潮か週間現代、この辺の記事の中に「電波攻撃は実在していた。?放射線テロと言い得る奇異な犯罪行>為の摘発。」

 さて、このソースの真偽は如何なものなのでしょう?
 
 最後に引用を。

     ――真実をいうためにはいつも虚偽の意識に耐えねばならないということが、
                                 思想上の子供にはわからないのである――

 

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